ブレスト・アウェアネス
月に1回は自己検診を!乳がんは自分で見つけることができるがんの1つです。
自分の乳房に日頃から関心をもち、意識して生活することを「ブレスト・アウェアネス」と言います。
これらを心がけることで、乳がん早期発見、早期治療につながります。
①乳房をさわって(セルフチェック)
②乳房の変化を知って
③変化や異常があれば医療機関へ
④定期的な乳がん検診の受診を!
セルフチェックの時期 閉経前の方は生理が終わったころ。 閉経後の方は毎月、日を決めて。


鏡の前に立ち、両腕を下げたまま次のことを調べます。 a.左右の乳房の形、大きさに変化はないか
b.乳房のどこかにくぼみやひきつれている
ところがないか
c.乳首がへこんだり、乳首や乳輪がただれたり
していないか
次に、両腕を上げて正面、側面、斜めから
鏡に映してa.b.cを調べます。


あおむけに寝て、右の乳房を調べる時は、
右肩の下に薄い枕やタオルを入れて、
乳房が垂れず、できるだけ平らに広がる
状態にします。
左手の指をそろえて、指の腹を滑らせる
ように確認していきます。


内側の乳腺を見る時は、検診する方の腕を
上に上げて、内側(胸の中央部)から
乳頭方向へ指を柔らかく、滑らせながら
調べていきます。


外側の乳腺を見る時は、脇の方から乳頭の方に
向かって見ていきます。全体をまんべんなく
触ってみましょう。
右の乳房のチェックが終わったら、左の乳房も
同じ要領で調べていきます。円を描くように
(「の」の字を書くように)触っても構いません。
指先で乳房をつままないようにすることが
大切です。自分のやりやすいスタイルを
見つけてください。


左右の乳頭を軽くつまみ、乳をしぼり出す
ようにして、血のような異常な分泌がないかを
調べます。
ブレスト・アウェアネスを続けているうちに、自分の乳房の状態がわかり、異常を早く見つけることができます。
異常を感じたら、専門医の診察を受けましょう。