日本では 9人に1人の女性が乳がんと診断される時代…
現在、日本では年間約9万人の方が乳がんと診断され、1万人以上の方が命を落としています。
30代後半から増えはじめ、40歳代後半と60歳代にピークを迎えます。食生活の欧米化や、ライフスタイルの変化などから、今後もますます増えていくだろうと予測されます。
現在、年間約9万人の方が乳がんの診断を受けています。
食生活の欧米化や、ライフスタイル変化などから、今後もますます増えていくだろうと予測されます。
わが国での乳がん死亡者数は、年々増加傾向にあり、女性の命を脅かしています。
30歳代後半から急増し、40歳代後半と60歳代がピークとなります。
平均年齢は60.2歳で高齢者にも多く見られます。
乳がんは早期発見できれば、予後も良好です。
・しこり
・くぼみや変形
・乳頭からの分泌物
・皮膚のはれ・色の変化
・ひきつれ
・乳頭の陥没 など
・ 初経が早い(10歳以下)
・ 月経周期が短い
・ 閉経が遅い(55歳以降)
・ 出産や授乳経験がない
・ 高齢出産
・ 閉経後の肥満
・ 家族に乳がんの人がいる
・ 良性乳腺疾患(特に増殖性病変)の既往
・ 喫煙、過度な飲酒
・ライフスタイルの欧米化 など
乳腺にできるものが “乳がん” です。
乳腺は、小葉(ミルクを作る工場)と乳管(ミルクの通り道)
のことをいいます。
主な症状は しこり (初期症状の80%)
しこりは、ほとんど痛みがないため、気づきにくいです
・視触診
しこりの場所、大きさ、硬さ、しこりの境目、
動き、乳頭からの分泌物が出ないか、
などを触って調べます。
・マンモグラフィ(乳房X線撮影)
乳がんの早期発見にとても効果的な検査。
乳房をプラスチックの板ではさんで、
X線撮影します。視触診ではわかりにくい
小さなしこりや、乳がんを疑う「微細な石灰化」
を調べることができます。
・エコー(乳房超音波検査)
超音波を乳房に当てて画像を写し出す検査。
マンモグラフィでわかりにくい小さなしこりが
見つかることもあります。
公共検診の対象は40歳以上です。
40歳になったら少なくとも2年に1回はマンモグラフィ検診を受けましょう。
40歳未満の方でも乳がんにかかる可能性はあります。まず月に1回のセルフチェックをしてみましょう。
検診で見つからない乳がんもあります。気になる症状や変化がある場合は、
次の検診を待たずに、乳腺科や乳腺外科、専門医のいる外科を受診しましょう。
*検診を行っている施設については、最寄りの県市町村や医師会にお問い合わせください。